高級機械式腕時計のサブ機にハイブリッド式「メカクォーツ」がマッチする?
ドゥッファから、1960?70年代のスポーツウォッチの雰囲気をたたえた「ヴァックスマン」(3万8500円・消費税込)が登場しました。清廉な佇まいは、ドイツのモダニズム建築を代表する偉大な建築家へのオマージュ。機械式さながらのなめらかな運針を実現する“メカクォーツ”機構にも注目です。
装飾を排したデザインは合理性を極めたモダニズム建築の巨匠へのオマージュ
現代建築に親しんでいる人なら「ヴァックスマン」の名前にピンと来た人もいるかもしれない。今回発売の新モデルは、20世紀を代表する建築家のひとり、コンラート・ヴァックスマンに対するオマージュを捧げたもの。
日本では英語読みの「コンラッド・ワックスマン」として知られることの多いヴァックスマンは、モダニズム木造建築のパイオニアとして多くの作品を残している。1941年にナチスのユダヤ人迫害から逃れるため、生涯の友人でもあるアインシュタインの助けを借りてアメリカに亡命した彼は、以降アメリカを中心に輝かしい業績を重ねていく。
なかでもよく知られるのが、バウハウスの初代校長として知られるヴァルター・グロピウスと共につくりあげた「パッケージハウスシステム」と呼ばれる組み立て住宅。建築部品のコンポーネント化は現代に通じるもので、当時の建築業界においても大きなイノベーションをもたらしたと考えられている。
●クォーツなのに、まるで機械式のような針の動きを可能にする「メカクォーツ」
ひるがえって、ドゥッファから発売された今回の「ヴァックスマン」。建築界の巨匠の名前を冠するだけあって、その佇まいは理性的で洗練された印象だ。無駄のないケースデザイン、丁寧に面取りされたブレスレットもいたってシンプル。
決して華美ではないが、一方で簡素で無難というわけでもない。スーパーコピー 時計本来の機能をきっちりとおさえた実用性の高いダイヤルの上で、ブルーの3本針が美しく時を刻む。エレガントで清潔感のあるデザインは、誰の目にも好印象を与えるだろう。
興味深いのは、その針の動きだ。この「ヴァックスマン」は、クォーツ式でありながら、まるで機械式時計の針のような、なめらかな運針を実現する“メカクォーツ”なるムーブメントを採用している。
1秒ごとに秒針が動きを止めるステップ運針と違ってチクタク音がないため、静かな場所でも気にならない。休日の読書などリラックスタイムも快適に過ごせそうだ。店頭ではホワイトダイヤルモデルのみを取り扱うが、公式オンラインストアではブラックダイヤルにシルバー針を採用したモデルも登場。いずれのモデルとも40mmと32mmの2サイズ展開。サブ使いのカジュアルな時計として、パートナーと揃えて持つのもいいだろう。
●製品仕様
・ケース径:大40mm、小32mm
・ケース:ステンレススチール
・ストラップ:ステンレススチールブレスレット
・ガラス:サファイアクリスタル
・ムーブメント:メカクォーツ
・防水性能:5気圧防水