【ハクリュー】
「ふえっ！？　ボクも１位！？」

【ウインディ】
「さぁ、何をしている、ハクリュー。
胸を張れ、応援してくれた人達に応えるんだ」

【ハクリュー】
「う、うん……でも、なんだか信じられなくて」

――投票開始初期から白熱したデッドヒートの結果、まさかの同着。
　　これにはスタッフ側も驚きを隠せませんでした。
　　って言うか、俺も驚きだよ、すごいな二人とも！

【ハクリュー】
「……実感沸かないなぁ」

【ウインディ】
「私とて、これほどの応援の声を受けるとは意外であったが……
１位に立つ者が堂々としていなくては、下の者に申し訳ないだろう」

――いや、ウインディはメインヒロインの一人なんだからさ、
　　意外に思われても困るんだけど……。

【ウインディ】
「あ、はぁ……」

【ハクリュー】
「そうだよっ、ウー姉ちゃんかわいいもん！
ちっとも意外じゃないよっ！」

【ウインディ】
「この歳になってかわいいと言われるのも複雑な心境だな」

――ところが、実際かなりのコメントで「かわいい」って言われてたぞ。

【ウインディ】
「なんと！？」

【ハクリュー】
「うんうん、やっぱりねっ」

――ハクリューもだぞ、「かわいい」って言われてたのは。

【ハクリュー】
「ええっ！？」

【ウインディ】
「何ともむずがゆいものですね」

――さて、じゃあそろそろＶｏｌ.５についての話をしようか。

【ハクリュー】
「って言われても……
ボクはヒロインじゃないから、専用ルートとか無いよね？」

――今の所追加の予定も無いらしいな。
　　でもまぁ、それぞれのルートで重要な役割持ってるだろ？

【ハクリュー】
「うん、まぁ……」

【ウインディ】
「そうですね、こちらの話でも重要な役割を担っていますね」

――そうそう、その辺りの話をしとこうぜ。
　　ウインディの方のルートでは過去のトラウマと戦うんだよな。

【ハクリュー】
「そんな大した事はしないよー。
でも……うん、ずっと考えてるよ、あの時言われた事」

――ああ、後悔しない選択ができればいいな。

【ハクリュー】
「……うん」

【ウインディ】
「ハクリューならきっと正しい道を歩めるさ。
何が正しいのか今はわからなくても、
いずれ自分の選んだ道が正しかったと思い返す事があるだろう」

【ハクリュー】
「……だといいなっ」

――あー……で、ロコンの方のルートではー……
　　こ、告白、されたんだったよな……

【ハクリュー】
「あは……答えは期待してないから」

――うっ、そう言われるのもつらいな。
　　けどまぁ、ちょっと色々ありすぎたからなぁ。
　　ちゃんと答えれそうにも無いんだよ実際。

【ハクリュー】
「気にしないでっ、今までだってずーっとそうだったもん」

【ウインディ】
「ふふ、思い出しますね、主の幼き頃を」

――……俺の幼少期と言えば、ウインディ、
　　Ｖｏｌ.５では俺の記憶が何かカギを握ってるらしいぞ。

【ウインディ】
「主の記憶が……？」

――あぁ、俺もまだ思い出せないから、どういう内容かはわからないが……
　　お前の過去にも関係してるみたいだな。

【ウインディ】
「私の過去に……ふむ」

【ハクリュー】
「良い事だよ、きっとっ」

【ウインディ】
「ああ、そうだといいな」

――ウインディの過去って俺も知らない事が多いからなぁ。
　　あんまりしゃべりたがらないよな？

【ウインディ】
「ええ、まぁ……あまり良い思い出もありませんので」

――そっか……まぁ、その辺りもＶｏｌ.５で明らかになるのかもしれないな。

【ウインディ】
「そう……ですね、お手柔らかにお願いします」

――じゃあ、最後に、応援してくれた人達に一言ずつ。
　　まずはハクリューから。

【ハクリュー】
「応援してくれた皆、ありがとっ！
次のおまけではボクが主役の短編シナリオが作られる事になったんだって！ 　今度はおまけで会おうねっ！」

――ウインディ、締めを頼む。

【ウインディ】
「私を応援してくれた人、そして投票に参加してくれた全ての人に心より感謝を。 これを励みにＶｏｌ.５に向け、より一層の精進に励む所存。
皆も一日一個のリンゴで健康を維持して待っていて欲しい」

――リンゴで締めやがった！！
　　ありがとうございましたあっ、チキショー！